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2026年8月28日

根管治療は、むし歯などによって歯の神経(歯髄)まで細菌感染が及んだ場合に、感染した組織を取り除き、自分の歯を残すことを目指す治療です。
歯の内部には「根管」と呼ばれる細い管があり、その中から感染した歯髄や細菌などを除去し、洗浄・消毒したうえで薬剤を充填して再感染を防ぎます。
根管治療によって歯を保存できれば、抜歯を避け、自分の歯根を利用して噛む機能を維持できる可能性があります。
ただし、感染の広がり方や歯根の状態、残っている歯質の量などによっては、根管治療を行っても保存が難しい場合があります。
そのため、「神経を取れば歯を残せる」と一律に考えるのではなく、治療前に歯と周囲組織の状態を詳しく確認し、保存できる見込みがあるかを診断することが重要です。
抜歯は、根管治療などの保存治療を行っても歯を維持することが難しいと判断された場合に、その歯を取り除く治療です。
例えば、歯根が大きく割れている「歯根破折」や、むし歯によって歯質が深い部分まで失われている場合、重度の歯周病で歯を支える組織が大きく失われている場合などでは、抜歯が検討されることがあります。
無理に歯を残すことで感染や炎症が続き、周囲の骨や歯ぐきへ影響を及ぼす可能性がある場合には、抜歯が適切な選択となることもあります。
ただし、抜歯後は歯を失った部分の噛む機能を補うため、ブリッジ・入れ歯・インプラントなどを検討する場合があります。
根管治療と抜歯のどちらが適しているかは、目の前の症状だけではなく、その後の治療や長期的なお口全体の状態まで考えて判断することが大切です。
歯に強い痛みがあると、「もう抜くしかないのでは」と考えてしまうかもしれません。しかし、痛みの強さだけで抜歯の必要性が決まるわけではありません。
歯髄炎や根の先に炎症が起きている場合でも、歯根に大きな破折がなく、治療後に歯を支えられるだけの歯質や歯周組織が残っていれば、根管治療によって歯の保存を目指せることがあります。
一方、痛みがほとんどなくても、歯根破折や重度の歯周病などによって保存が難しいケースもあります。
そのため重要なのは、症状だけで判断せず、レントゲンや必要に応じて歯科用CTなどを用いて、感染範囲、歯根や周囲の骨の状態、残存歯質、噛み合わせなどを総合的に確認することです。
「根管治療で歯を残せるのか」「抜歯が必要なのか」を診断したうえで、それぞれのメリットとデメリットを理解し、治療方法を検討することが大切です。

天然歯には、食べ物を噛むだけでなく、噛んだときの力や硬さを感じ取りながら、顎や周囲の歯と協調して働く役割があります。
歯の根の周囲には「歯根膜」と呼ばれる薄い組織があり、噛む力を受け止めるクッションとして働くほか、力の強さを感知する役割も担っています。
そのため、自分の歯を残せる状態であれば、根管治療などによって保存を目指すことには大きな意味があります。
ただし、天然歯であればどのような状態でも残した方がよいわけではありません。歯根破折や重度の歯周病など、保存することでかえって周囲の組織へ悪影響を及ぼすケースもあります。
根管治療で歯を残せるかどうかは、歯根や周囲の骨、残っている歯質、噛み合わせなどを総合的に診査して判断することが重要です。
歯を1本失っても、すぐに食事ができなくなるとは限りません。
しかし、失った部分を長期間そのままにすると、隣の歯が空いたスペースへ傾いたり、噛み合っていた反対側の歯が移動したりして、歯並びや噛み合わせに変化が生じることがあります。
その結果、特定の歯に噛む力が集中したり、食べ物が詰まりやすくなったりするなど、お口全体へ影響が広がる可能性があります。
抜歯後には、状態に応じてブリッジ、入れ歯、インプラントなどによって失った機能を補うことを検討しますが、それぞれ治療方法や周囲の歯への影響、費用などが異なります。
そのため、抜歯が必要かどうかを判断する際には、現在の痛みだけを見るのではなく、根管治療によって歯を残せる可能性と、抜歯後に必要となる治療まで含めて考えることが大切です。
保存できる天然歯を残すことは、現在の噛む機能を維持するだけでなく、将来の治療選択肢を考えるうえでも重要です。
根管治療によって歯を保存できれば、その歯を使いながら経過を確認でき、抜歯後に行うブリッジ・入れ歯・インプラントなどの治療をすぐに選択せずに済む場合があります。
一方、歯を抜くと天然歯そのものを元に戻すことはできないため、抜歯の判断には慎重さが求められます。
ただし、保存が難しい歯を無理に残し続けることが適切とは限りません。感染が改善しない場合や歯根が大きく割れている場合などは、周囲の骨や歯ぐきを守るために抜歯が適切となることもあります。
「歯を残すこと」そのものを目的にするのではなく、その歯を治療後も機能させられる見込みがあるかを診断することが重要です。
根管治療と抜歯、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、自分の歯の状態に合った治療方法を判断することが大切です。

根管治療の大きな目的は、むし歯などによって細菌感染した歯髄(歯の神経や血管を含む組織)を取り除き、根管内部を清掃・消毒して、自分の歯をできるだけ残すことです。
感染が歯髄まで達すると、自然に元の健康な状態へ戻ることが難しく、放置すれば根の先に炎症が広がる場合があります。
しかし、歯そのものに保存できるだけの歯質が残っており、歯根破折などの問題がなければ、根管治療によって感染源を取り除き、抜歯を避けられる可能性があります。
天然歯は歯根を介して顎の骨に支えられ、本来の噛み合わせの一部として機能しています。そのため、単に痛みをなくすだけではなく、将来にわたって自分の歯を使える可能性を残すという点も、根管治療の重要なメリットです。
根管治療によって歯を保存できれば、抜歯後に必要となるブリッジ・入れ歯・インプラントなどの欠損補綴を避けられる可能性があります。
歯を失った部分をそのままにすると、隣の歯が傾いたり、噛み合う歯が移動したりして、噛み合わせに変化が生じることがあります。そのため、抜歯後は何らかの方法で噛む機能を補うことが検討されます。
ブリッジでは支えとなる隣接歯を削る場合があり、入れ歯では装着時の違和感が生じることがあります。インプラントは隣接歯を支えにしない方法ですが、外科処置が必要です。
もちろん、保存が難しい歯を無理に残すことが適切とは限りませんが、根管治療によって天然歯を維持できる状態であれば、まず歯を残す可能性を検討することには大きな意味があります。
根管治療で感染を取り除いた後は、適切な詰め物や被せ物で歯を修復し、その後も継続して管理することで、噛む機能の維持を目指せます。
特に根管治療が必要になる歯は、むし歯や過去の治療によって歯質が大きく失われていることが少なくありません。そのため、根管治療そのものが終了しても、残っている歯質の量や歯の位置、噛み合わせなどを考慮して修復方法を選ぶことが重要です。
また、被せ物と歯の境目から細菌が侵入すると、再び根管内に感染が起こる可能性があります。
治療後は毎日の歯磨きに加え、定期的な検診でむし歯や歯周組織、修復物、噛み合わせの状態を確認することが大切です。
根管治療から最終的な修復、メンテナンスまで一連の治療として考えることが、歯を長期的に守ることにつながります。

根管治療は、歯の内部に入り込んだ細菌や感染した組織を取り除き、根管を清掃・消毒して封鎖することで、できる限り天然歯を残すことを目指す治療です。
ただし、一度治療を行えば、その後は二度と問題が起こらないというものではありません。
歯の根の内部は細く複雑に枝分かれしており、器具が届きにくい部分に細菌が残ることがあります。また、治療後の詰め物や被せ物にすき間が生じると、そこから細菌が侵入して再感染する可能性もあります。
再び根の先に炎症が起こった場合には、被せ物や土台、根管内の充填材などを除去し、再度清掃・消毒を行う「再根管治療」が検討されます。
治療後に痛みや腫れ、噛んだときの違和感などが続く場合は、放置せず歯科医院で状態を確認することが大切です。
根管治療によって神経を取り除いた歯では、治療前のむし歯や過去の修復、根管治療のための切削などによって、健康な歯質が少なくなっていることがあります。
そのため、治療後は感染を取り除くだけでなく、残っている歯質をできる限り守りながら、噛む力に耐えられる状態へ修復することが重要です。
特に奥歯には大きな咬合力が加わるため、歯質の残り方によっては詰め物や被せ物などを用いて歯を保護する必要があります。
また、歯ぎしりや食いしばりがある方では、特定の歯へ過度な力が集中し、欠けや歯根破折につながることもあります。
根管治療後の歯を長く使うためには、根の治療だけで完結させず、その後の修復方法や噛み合わせ、定期的なメンテナンスまで含めて管理していくことが大切です。
根管治療は歯を残すための重要な選択肢ですが、すべての歯を保存できるわけではありません。
例えば、歯の根に深い亀裂や破折が生じている場合、むし歯が歯ぐきより深い位置まで広がり修復に必要な歯質を確保できない場合、重度の歯周病によって歯を支える骨が大きく失われている場合などでは、根管内の感染を治療できても、その後に歯として安定して機能させることが難しいことがあります。
また、再根管治療を行っても根の先の病変が改善しない場合には、外科的歯内療法など別の治療法を検討することもあります。
大切なのは「根管治療ができるか」だけではなく、「治療後にその歯を機能させ、維持できる見込みがあるか」という視点です。
抜歯を含めた判断に迷う場合は、診査・診断を受け、歯を残せる可能性と治療の限界について十分な説明を受けることが重要です。

根管治療は、感染した歯の内部を清掃・消毒し、できるだけ天然歯を残すことを目的とした治療です。
しかし、歯そのものに大きな損傷がある場合には、根管治療だけでは保存が難しいことがあります。代表的なのが「歯根破折」です。
歯根破折とは、歯ぐきの中にある歯の根にひびや割れが生じた状態を指します。特に破折が歯根の深い部分まで及んでいると、亀裂部分から細菌が侵入し続けるため、感染を十分にコントロールできない場合があります。
また、むし歯によって歯質が大きく失われ、被せ物を安定して支えられないケースもあります。
ただし、ひびの位置や範囲、残っている歯質によって判断は異なります。
「歯を残す治療」が可能かどうかは、根の状態だけでなく、治療後に噛む機能を維持できるかまで含めて慎重に診断することが重要です。
根管内の細菌感染が根の先まで広がると、歯根の周囲に炎症が起こり、歯を支える顎の骨が吸収されることがあります。
根管治療によって感染源を取り除くことで改善を期待できるケースもありますが、骨吸収の程度や歯周病の進行状態によっては、歯を安定して支えることが難しくなる場合があります。
特に、重度の歯周病を併発して歯の動揺が大きい場合や、根の周囲に広範囲な組織破壊がみられる場合には、根管内だけを治療しても十分な機能回復が望めないことがあります。
ただし、レントゲン画像で骨が減って見えるという理由だけで、直ちに抜歯が決まるわけではありません。
根管治療による改善の可能性、歯周組織の状態、歯の揺れ、噛み合わせなどを総合的に評価し、歯を残すメリットと抜歯するメリットの双方を比較して判断することが大切です。
一度根管治療を行った歯でも、根管内に感染が残ったり、被せ物などから細菌が再侵入したりすると、根の先に炎症が再発することがあります。
その場合には、以前の根管充填材などを除去して内部を再び清掃・消毒する「再根管治療」が検討されます。
しかし、根管が強く湾曲している、治療器具の破折などにより感染部位へ十分に到達できない、歯根に大きな損傷があるなど、通常の根管治療だけでは改善が難しいケースもあります。
状態によっては、歯ぐき側から根の先へアプローチする歯根端切除術などの外科的歯内療法を検討できることもあります。
一方、それらの治療を行っても歯を安定して保存できる見込みが低い場合には、抜歯が選択肢となります。
根管治療を何度も繰り返すことだけが歯を残す方法ではないため、歯の状態や治療歴、将来的な予後まで確認したうえで治療方針を検討することが重要です。

歯を抜いたあと、その部分を治療せずに放置しても、すぐに大きな問題が起こるとは限りません。
しかし、歯は隣り合う歯や噛み合う歯と支え合いながら位置を保っているため、欠損した状態が続くと、お口全体に変化が生じることがあります。
例えば、隣の歯が空いたスペースへ傾いたり、反対側の噛み合う歯が徐々に移動したりすることで、噛み合わせが変化する場合があります。
また、残った歯に噛む力が偏ると、一部の歯や歯周組織への負担が大きくなる可能性もあります。
ただし、すべての欠損に直ちに補綴治療が必要とは限らず、歯の位置や本数、噛み合わせによって判断は異なります。
抜歯後はそのままにしてよいか自己判断せず、お口全体の状態を確認したうえで治療の必要性を検討することが大切です。
抜歯によって歯を失った場合、噛む機能を補う代表的な方法として、ブリッジ・入れ歯・インプラントがあります。
ブリッジは欠損部の両隣などの歯を支えとして人工歯を固定する方法で、取り外しの必要がありませんが、支えとなる歯を削ることがあります。
入れ歯は比較的幅広い欠損に対応でき、外科手術を必要としない一方、取り外して清掃する必要があり、装着感や噛み心地に慣れが必要な場合があります。
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法で、周囲の歯を支えとして削らずに治療できることが特徴です。
ただし、外科処置が必要で、骨量や全身状態によっては適応が難しいこともあります。
抜歯後は、それぞれの治療方法の特徴を理解したうえで選択することが重要です。
抜歯後の治療では、「どの方法が一番優れているか」ではなく、自分のお口や生活に適した方法を選ぶことが重要です。
ブリッジ・入れ歯・インプラントには、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
比較するときは、見た目や噛み心地だけでなく、周囲の天然歯への影響、外科処置の有無、治療期間、費用、日常のお手入れ、将来的なメンテナンスまで確認することが大切です。
また、残っている歯の状態や歯周病の有無、顎の骨量、噛み合わせ、全身状態などによって、適した選択肢は変わります。
特に「根管治療で歯を残すか、抜歯して欠損を補うか」で迷っている場合には、抜歯後の治療まで含めて比較することが重要です。
治療前に複数の選択肢とそれぞれの利点・注意点について説明を受け、長期的な視点から納得できる方法を検討しましょう。

根管治療によって歯を残せるか、それとも抜歯を検討すべきかを判断するには、目に見える部分だけでなく、歯根や顎の骨の状態まで詳しく確認することが重要です。
一般的なレントゲン検査では、根の先に炎症を示す透過像がないか、過去の根管治療がどのように行われているかなどを確認できます。
さらに、通常のレントゲンでは把握しにくい複雑な状態では、歯科用CTによる三次元的な画像が診断に役立つ場合があります。根管の形態、根の周囲に広がる病変、骨吸収の範囲などを立体的に評価できるためです。
ただし、CTを撮影すれば必ず歯を残せるわけではなく、必要性を判断したうえで活用します。
根管治療か抜歯か迷う場合には、画像検査と口腔内の診査を組み合わせ、保存できる可能性を慎重に見極めることが大切です。
根管は非常に細く、歯によって本数や形も異なるため、肉眼だけでは内部の状態を十分に確認しにくいことがあります。
マイクロスコープは治療部位を拡大して観察する歯科用顕微鏡で、根管治療の精度を高めるために役立つ機器の一つです。
特に、見つけにくい根管の入口を探す場合、過去の治療で残された材料を除去する再根管治療、根管内の破折器具などを確認する場合には、拡大された視野が診断や処置を助けることがあります。
一方、マイクロスコープを使用すれば、すべての歯を保存できるという意味ではありません。歯根が大きく割れている場合や、歯を支える組織が著しく失われている場合など、保存が難しい状態もあります。
設備の有無だけではなく、画像検査や臨床所見と合わせて、根管治療の適応を総合的に判断することが重要です。
「根管内の感染を治療できるか」だけで、歯を残すか抜歯するかが決まるわけではありません。
根管治療後も歯を機能させるためには、被せ物などを支えられるだけの健全な歯質が残っているか、歯根に保存困難な破折がないか、歯を支える歯槽骨や歯ぐきが保たれているかといった点も重要です。
さらに、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりによって、特定の歯へ過度な力が集中していないかも確認する必要があります。
根管治療そのものが技術的に可能でも、残っている歯質が極端に少ない場合や、破折の位置・程度、重度の歯周病などによっては、長期的な保存が難しいこともあります。
反対に、一度抜歯を提案された歯でも、状態を詳しく調べることで保存治療を検討できる場合があります。
歯を残すメリットと治療の限界を踏まえ、将来の予後まで考えて判断することが大切です。

一度根管治療を受けた歯に痛みや腫れが再発しても、すぐに抜歯が必要とは限りません。
根管内に細菌が残っている、見つけにくい根管が未処置になっている、被せ物などのすき間から細菌が再侵入しているといった原因であれば、「再根管治療」によって感染源を取り除き、歯を残せる可能性があります。
再根管治療では、以前の被せ物や土台、根管内の充填材などを必要に応じて除去し、根管内部を改めて清掃・消毒して封鎖します。
ただし、歯根に大きな亀裂や破折がある場合、歯を支える骨が著しく失われている場合など、保存が難しいケースもあります。
「以前治療した歯だからもう残せない」と決めつけるのではなく、レントゲンや歯科用CTなどによって再発の原因と歯の状態を確認し、再治療の適応を慎重に判断することが重要です。
通常の根管治療や再根管治療だけでは根の先の感染を十分に改善できない場合には、「歯根端切除術」などの外科的歯内療法によって歯の保存を検討できることがあります。
歯根端切除術とは、歯ぐき側から根の先端部分へアプローチし、感染した組織と問題のある歯根の先端を外科的に取り除き、必要に応じて根の先から封鎖する治療です。
被せ物や土台を外すことが難しい場合や、根管治療を行っても根の先に病変が残っている場合などに検討されることがあります。
ただし、すべての歯に適応できるわけではなく、歯根の長さや位置、周囲の骨の状態、歯根破折の有無、重要な神経や上顎洞などとの位置関係も確認する必要があります。
抜歯を避けるためだけに行うのではなく、治療後もその歯を機能させられる見込みがあるかまで含め、適応を慎重に判断することが大切です。
「抜歯が必要と言われたけれど、本当に歯を残す方法はないのだろうか」と迷っている場合は、セカンドオピニオンを利用して別の歯科医師の見解を聞くことも選択肢です。
根管治療を続けるか、再根管治療や外科的歯内療法を検討するか、それとも抜歯を選択するかは、歯根の状態、感染範囲、残っている歯質、歯周組織、噛み合わせなどを総合的に評価して判断します。
そのため、同じ歯であっても、検査結果や治療の選択肢について追加の説明を受けることで、判断材料を整理できる場合があります。
セカンドオピニオンは、現在の担当医を否定するためのものではなく、自分が治療内容を理解し、納得して選択するために活用するものです。
特に抜歯は元に戻すことのできない処置であるため、緊急性が高くない場合には、疑問点を整理したうえで別の意見を聞き、メリット・デメリットを比較して判断することも大切です。

世田谷上町エレノア歯科では、「痛みが強いからすぐ抜歯する」「神経の治療歴があるから残せない」と一律に判断するのではなく、まず現在の歯や周囲組織の状態を丁寧に確認することを大切にしています。
根管治療で歯を残せる可能性は、感染の範囲、歯根の状態、歯質がどの程度残っているか、歯周組織や噛み合わせの状態などによって異なります。
そのため、診査・診断の結果をもとに、根管治療や再根管治療が適しているのか、あるいは抜歯を含む別の治療を検討すべきなのかを慎重に判断します。
患者様にもそれぞれの選択肢や注意点を分かりやすくご説明し、納得したうえで治療方針を選んでいただけるよう努めています。
根管は非常に細く、歯によって本数や曲がり方、枝分かれの仕方が異なるため、歯を残す治療では内部の状態をできるだけ正確に把握することが重要です。
世田谷上町エレノア歯科では、必要に応じてマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や歯科用CTを活用しています。
マイクロスコープでは治療部位を拡大して確認でき、歯科用CTでは通常のレントゲンだけでは把握しにくい歯根や根の先の炎症、周囲の骨の状態を立体的に確認する際に役立ちます。
こうした情報を診査・治療計画に活かしながら、根管内の感染源を確認し、洗浄・消毒などの処置を丁寧に進めます。
設備だけに頼るのではなく、検査結果を総合的に判断し、歯を保存できる可能性を慎重に検討することを大切にしています。
根管治療で歯を残すことができても、それで治療がすべて終了するわけではありません。
神経を失った歯は、むし歯によって歯質が大きく失われていることも多く、残っている歯の量や噛み合わせに応じた補強が重要になります。
また、根管治療後に被せ物や詰め物のすき間が生じると、そこから細菌が侵入して再感染する可能性があります。
世田谷上町エレノア歯科では、根管治療後の土台や被せ物、噛み合わせまで含めて治療計画を考え、その後の定期的なメンテナンスにもつなげています。
治療した歯だけでなく、周囲の天然歯や歯ぐきも継続的に確認しながら、お口全体の状態を整え、残した歯をできるだけ長く使えるようサポートしています。

根管治療は、歯の内部に感染した細菌や傷んだ組織を取り除き、できるだけ自分の歯を残すために行う治療です。
ただし、根管治療をすれば必ず保存できるわけではありません。歯根の状態、感染の広がり、残っている歯質の量、歯周組織の状態などによって適応は異なります。
まずは詳しい診査を受け、保存できる可能性を確認することが大切です。
抜歯を提案された歯でも、原因や歯の状態によっては根管治療や再根管治療によって保存を検討できる場合があります。
一方、歯根が大きく割れている場合や、歯を支える組織が著しく失われている場合などは、保存が難しいこともあります。
「なぜ抜歯が必要なのか」を確認し、保存治療の適応があるか診断を受けることが重要です。
保存できる見込みがあり、治療後も機能させられる歯であれば、根管治療によって自分の歯を残すことは重要な選択肢です。
ただし、保存が極めて難しい歯を無理に残すことが、必ずしも適切とは限りません。
感染の程度や歯根、歯質、歯周組織、噛み合わせなどを総合的に評価し、それぞれのメリット・デメリットを理解して判断することが大切です。
神経を取った歯でも、適切な根管治療と修復、その後の管理によって長期間機能することがあります。
ただし、根管治療が必要な歯は、むし歯などによって歯質を失っていることも多く、破折への注意が必要です。
治療後は歯の残存量や噛み合わせに応じた詰め物・被せ物で修復し、定期的に状態を確認することが大切です。
根管治療は歯の保存を目的としますが、治療後も感染を十分にコントロールできない場合や、歯根破折、重度の歯周病などが認められる場合には抜歯が必要になることがあります。
大切なのは「根管治療をしたか」だけではなく、その歯が治療後も噛む力に耐え、安定して機能できる状態かどうかです。
歯根破折とは、歯ぐきの中にある歯の根が割れたり、ひびが入ったりした状態です。
破折の位置や範囲によって治療方針は異なりますが、縦方向に深く割れている場合などは保存が難しく、抜歯が検討されることがあります。
一方、破折の状態によって判断が異なるため、画像検査や口腔内の診査などを行い、慎重に評価することが必要です。
再根管治療とは、過去に根管治療を受けた歯に感染や炎症が再び認められた場合に、根の内部を再度清掃・消毒する治療です。
被せ物や土台、根管内の充填材を取り除く必要があることもあり、初回の根管治療より複雑になる場合があります。
再治療が可能かどうかは、歯根や残存歯質などを確認したうえで判断します。
抜歯後の治療方法はインプラントだけではありません。
欠損した場所や周囲の歯、噛み合わせなどに応じて、ブリッジや部分入れ歯なども選択肢になります。
また、部位や口腔内の条件によって対応方法が異なるため、それぞれの治療法の特徴や身体的負担、費用、メンテナンス方法などを比較して選ぶことが大切です。
抜歯の判断に迷っている場合、別の歯科医師から意見を聞くセカンドオピニオンも選択肢の一つです。
特に「本当に残せないのか」「根管治療や再根管治療という選択肢はないのか」と疑問がある場合には、診断の理由や治療の選択肢を整理する助けになります。
十分に納得してから治療方針を決めることが大切です。
まずは「抜歯が必要と言われた」「以前に根管治療をした歯が痛む」「できれば自分の歯を残したい」など、現在の状況と希望をそのまま伝えましょう。
歯を残せるかどうかは、症状だけでは判断できません。
レントゲンや必要に応じた歯科用CTなどによる診査を行い、感染、歯根、残存歯質、歯周組織などを確認したうえで、根管治療を含む選択肢について説明を受けることが重要です。
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監修:世田谷上町エレノア歯科
所在地〒:東京都世田谷区世田谷2-25-16
電話番号:03-6804-4404
*監修者
世田谷上町エレノア歯科 院長 山崎 崇司
*出身大学
・昭和大学 卒業
Preceptorships Program
・AEGD
・Endodontics
・Adv. Implantology
・Surgical Implant Dentistry 修了
*所属
・日本歯内療法学会 会員
・日本顕微鏡歯科学会 会員
・機能水学会 会員
・USC(南カリフォルニア大学)客員研究委員
・USC Japan Program 修了
・SJCDレギュラーコース 修了
・SJCD東京 所属
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。